『さむらいとの出逢い』

あれは平成十六年九月十一日のこと。
国分寺はモルガーナに、知人のバンドのライブを観に行ったのです。
ライブの後、知人と、そのバンドのメンバーが、髪の長い、髭を生やした若者と話をしていて。
三人の会話にたびたび「サムライ」と言う言葉が登場し、隣にいた私の耳には、その頃まるで、暗号か何かのように聞こえていたのでした…

「サムライって?」「あの若者は一体誰?」

 心の中に生まれた小さな疑問に、答えが出たのは、そのニか月後。
十一月五日、池袋は手刀に、やはり知人のバンドを観に行くと、その日はなんと、 『天下分け目の池袋 真の侍対決!』の日だったのです。
サムライの名を賭けた、SomeRayとさむらいの果し合い…

 五つのバンドが出演したなか、最後に登場した「さむらい」で高弦(ギター)を弾いているのが、あの、九月にモルガーナで遭遇した、若者…髭様だったのです。
品のある顔立ちで唄をうたっている、殿こと喜×奴様。
公演の度に何故か一度は怒り出し「叩き切ってやる!」と唄いだす、低弦(ベース)担当の寸胴様。
小さな身体で、太鼓を叩く姿がなんとも印象的な、小五郎様。
さむらい一派による演奏や踊り、喋りは、日頃のウサを晴らしてくれるような楽しさで、すっかり彼等の虜になってしまったのです。

 その後、さむらいは、SomeRayとの再対決に敗れ、何と、全員が坊主頭になる!と言う事態に見舞われますが、それでも、さむらいの魅力には変わりが無く…いや!むしろ、威力を増したかもしれない「さむらい」。

平成十七年ニ月ニ十八日には、ビジュアル系の総本山、高田馬場エリアにて公演。
何と、ライブハウスの入口前で、さむらい一派による“金魚すくい”が催されたのでした。

続く、三月ニ十ニ日には、私にとってはさむらいに出会った思い出の地である池袋手刀にて、あろうことか「寸胴ふんどし一丁公演」を敢行!
身を呈して殿をお守りして、身ぐるみ派がされ、褌一丁になってしまった寸胴様。
そのままの姿で舞台に立ったのであります!

そんなこんなの「さむらい」。
毎回が、一大行事!
見逃しては遅れをとりますぞ…!

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